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動物看護士おもちせんせいの ペットと健康でハッピーなくらし

動物看護士おもちせんせいです。動物病院をはじめ、様々な動物業界で仕事をしていました。その経験を活かし、職場でのエピソードやペットや動物との正しい暮らし方を紹介していきます。

GW間近、うちのペット、どうしますか?:ペットのホテル事情

最近は、『ペット』という呼び方も嫌がる方が増えてきました。「家族」だったり、「コンパニオンアニマル」「コンパニオンバード」といった言い方をしないと、怒る方もいます。日本のペット事情も、だいぶ変わってきたのですかね。

 

GWが近い今日この頃、旅行を予定している方も多いのではないでしょうか。わんこやにゃんこ、その他ペット(すみません)と同居している方は、どうしているのでしょうか。今は便利なペットホテルがありますよね。ちょっとお値段はするけれど、そこに預けようかななんて考えている方もいますよね。でも、私は個人的にあまりおすすめしたくありません。

私の働いていたペットホテルスーパーホテル

私が勤務した動物病院は、ホテルとトリミングを併用した施設でした。そのためか、とても人気でした。例えば、病気持ちでインスリン注射や投薬が必要な子でも預けられることや、ホテル中に健康診断をすることもできました。まさにドクターありの看護ありのスーパーホテルでした。(とても忙しかったです)

私はペットホテルは最終手段にしています

私は、よほどのことがない限りペットホテルは利用したくありません。なぜかというと、基本的にペットは場所が変わることが大きなストレスになるからです。ペットホテルに来る大体の子は、食欲がなくなったり、下痢をしたり、不安で鳴き続けるとった行為をします。

 

基本的にGWや年末年始などは旅行に行かれる方が多く、ホテルは混みます。混むということは、それだけいろんなこと一緒に居なくてはいけないということになります。私のいたホテルでは「犬」「猫」「その他」と分かれていました。そのケージの中で過ごしてもらいます。

 

犬は、必要であれば散歩をしますが、お客様の大切な愛犬を万が一事故や逃走などがあってはならないため、神経を使い、リードも数本使用して、出来るだけ短距離行います。いつもと場所が違うため、あまり散歩を楽しむわんこは少なかったように思います。また、力が強く引っ張るわんこは散歩ができないこともあります。

 

犬は一緒に連れていける施設が多いですよね。だから、出来るだけ愛犬家は旅行にそういう場を選んでほしいと思います。私は子供のころ、ゴールデンレトリバーが居たのでいつも旅行はゴー君(名前)と一緒でした。行けるところは限られますが、それでもゴー君も楽しそうだし、私も楽しかったです。今はホテルももっと充実しているだろうし、施設も増えていると思います。だから、楽しんでわんこと一緒に旅行に行ってもらいたいです。

 

にゃんこやうさぎ、インコたちは、家で留守番ができるならそれに越したことはありません。誰か知り合いなどに様子を見てもらうなり、ご飯を上げてもらえるなら、環境を極力かえないでほしいなと思います。

ホテルに預けられたロップイヤーうさぎオレンジ君

ペットホテルに一羽のうさぎがやってきました。名前はオレンジ君(仮)です。飼い主の旅行のため、1週間お預かりです。うさぎの場合は、ケージごとのお預かりで、そのケージをホテルのケージに入れるというやり方。どの子もそうですが、ご飯そのものや、与え方、食器、トイレなどの飼育用品はすべて飼い主さんに持ってきてもらい、極力同じ与え方をします。

 

うさぎは本当にストレスに弱い生き物ですよね。ということで、オレンジ君、怒り沸騰でした。足をダンダンならして威嚇。食器はひっくり返す。なんど直してもすぐにひっくり返す。これは、わざとやっているそうなんです。だから、ご飯も食べてくれない。そして、下痢・・・。ちょっと厳しい獣医さんがいたのですが、

うさぎのような神経質な動物を色々な動物がいる場所に(ホテル)連れてくれば、こうなるのは必然だ。

とのことです。

 

オレンジ君は、なんとか飼い主さんに電話をして状況を説明。少し早めにお迎えに来ていただきました。というのも、この状態が長く続くと、命を落としかねないと判断したためでした。うさぎはものすごく神経質なんですね。

 

にゃんこも、普段しずかなおうちでまったり毎日を過ごしていますよね。ホテルはそうはいきません。例えケージでしきられていても、いろんなにゃんこが一緒にいます。匂いもするだろうし、鳴き声もします。脱走防止のため風通しの良い窓などはなく、空調はしていますが、家にいるように良い環境とは言い切れません。

 

だから、体調を崩す子がほんと多いんです。動物病院だからなんとかなるだろうと思っている方もいらっしゃるようですが、このようなストレスからくるものは、どうしようもないんです。ペットホテルは、最終手段だと考えてくれるとありがたいと思います。そして、預ける日数を極力少なくしてください。

 

自動給餌機などを使用するなどして、なるべく環境を替えない方法でお留守番させることをおすすめします。広めのケージなどを利用すれば、1日くらい運動しなくても大丈夫だと思いますし、ペットシッターなどをお願いすると良いかもしれません。絶対にホテルはだめ!ではありませんが、私たちが楽しんでいる間、わんこやにゃんこがストレスに耐えていると思うと、早く迎えに来て飼い主さん!と私は何度心で叫んだかわかりません。