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動物看護士おもちせんせいの ペットと健康でハッピーなくらし

動物看護士おもちせんせいです。動物病院をはじめ、様々な動物業界で仕事をしていました。その経験を活かし、職場でのエピソードやペットや動物との正しい暮らし方を紹介していきます。

日本のペットフード事情:その2

5月になり、大型連休も始まりました。ペットを飼っているみなさんは、どんな連休を過ごされるのでしょうか。留守にしがちな方は、日中と朝晩の温度管理に気を付けてください。日中は熱中症になるほど暑いのに、朝晩はヒーターが必要なくらい涼しくなるという、なんとも厄介な温度差ですね。

「高級フード」とは果たして高級なのか

日本のペットフードでは、比較的良質なフードは「高価格帯」や「高級フード」と呼ばれています。しかし、私から見れば「普通のフード」です。一般的に目にする有名商品の品質が低いんですよね。良質なフードは、それなりの価格がするのは当たり前で、それを『家族』だと言っているペットに与えることは、普通のことだと思います。

良質なペットフードの内容

  • 無添加
  • 新鮮な肉をふんだんに使用している
  • 穀物不使用(グレインフリー)
  • 人間が食べる食材使用(ヒューマングレード)

これが最低限の品質です。人間が食べるレベルというのは、スーパーで売られている程度の食材を使用しているということです。実際、日本ではまだこのレベルは高級とされています。ということは、『普通』のフードは人間が食べたらお腹を壊すような鮮度の悪い物や品質の悪い物を使っている、ということになります。

おすすめのペットフード

カナガンドッグフード・キャットフード

有名ですよね。本当に品質が良く、栄養バランスもばつぐん!犬も猫も肉食なので、肉がたくさん使用されているんです。これがまさに理想の食事内容です!ちなみに、モグニャンって最近発売されたものも、良いですよね。カナガンの良いところは、定期購入できるところ。買い忘れの心配なし!ちなみに、市販はされていないので、通販のみです。

K9ナチュラ

新鮮なお肉を90%も使用している、まさに『自然食』もちろん、上記の内容もクリア!フリーズドライタイプで、水で戻して与えるタイプ。食感も生肉っぽいらしいです。一瞬「高すぎ!」って思うのですが、水で戻した時のkgを見ると、価格は普通です。こちらもおそらく通販のみだと思います。歯が弱いシニア犬や猫にも与えられそうですね。

人気のある商品は・・・

私が見る中で人気なのは、ピュリナワン、サイエンスダイエットあたりでしょうか。どちらもダイエットに特化した内容かなと思います。市販されているので、購入しやすいというメリットもありますね。しかし、私は絶対に与えたくありません。

  • 穀物が多い
  • 値段から見て品質が不安
  • 添加物が入っている
  • おいしくなさそう

とにかく、ダイエットフードは穀物が多いのです。植物性タンパク質なら脂質が低いからです。しかし、犬猫には脂質が結構必要なんです。今はやりの『糖質制限』の内容を見ても分かると思いますが、お肉は太りませんよね。むしろ、穀物に含まれている炭水化物のほうが太っちゃう可能性ありです。また、価格も安すぎます。品質が不安です。ダイエットって、おやつの与えすぎ(基本的におやつはいりません)や運動不足、フードの与えすぎや品質の悪いフードを与えていることが原因です。

お財布に優しい安い商品の内容は最悪

それ以上やすい商品例を挙げる銀のスプーン、ビタワン、ランミールミックス、愛犬元気、モンプチ、カルカンなんかは、もう食べるものじゃないです。病気の元です。「うちの子は元気だから大丈夫」というかた、元気なうちにフードを替えてください。

 

安いフードは売れる!→やすい材料を手に入れよう→穀物のほうが肉より安いから、たくさん入れよう!内容も、実をとった後のくずや傷んではじかれたもの、は特に安いから使っちゃおう!→新鮮な肉は高い。肉をとった後の部位や病気や死んで使用できない肉は安い。とりあえず入れておけば「肉」と言えるし。「肉類」って書いちゃえばわからないし。→これじゃ味が悪い、そうだ、調味料(砂糖など)や香料(フレーバー)でごまかそう→品質が悪いから痛みが早い→保存料や酸化防止剤、防腐剤をたくさん使って品質を維持すれば、大量に生産できるからコストも削減!

どうせ、粒にしちゃえば何が入ってるかわからないからね!

というのが、大体の製造方法です。これが販売できてしまうのがゆるゆるの日本のペットフード事情です。どうしても、安い商品を買いたくなりますよね。でも、そこが落とし穴なんです。

本当の高級フードはすごい!

「高価格帯」と呼ばれているフードは「当たり前」なんだとお話ししましたが、「高級フード」実在します。例えば、ブランド肉を使用していたり、美容に良いプラセンタ、コエンザイムヒアルロン酸なんかが入っていたり、スーパーフードと呼ばれる人間が美容のために取り入れるプラスアルファの食材を使用していたり・・・。これは確かに高級ですよね。つまりこういうフードを「高級」というのだと私は思います。

かしこい飼い主になるために

という、日本のペットフードは、まだ「ドッグフード」「キャットフード」の歴史が浅いため、とりあえず与えれば問題ないだろうという消費者の考えをうまく利用した業者が増えています。だから、国産よりも先進国であるイギリス、ヨーロッパ、アメリカ産のものが比較的安心ですが、「原産国」というのは、最終工程をその国で終えれば良いので、どこの国の材料を使用しても良いわけです。アメリカでは、アメリカで販売するにはAAFCOなどの基準をクリアしないと販売できませんが、おそらく日本で販売する分には品質が低くでも大丈夫だと思うので、過信は禁物です。

 

  • 価格は1kg当たり2,000円前後が理想
  • 市販ではまだ良質なフードは売っていない
  • 安いフードは好きな人工的な味を入れているので食いつきが良い
  • 穀物が悪いということを認識する
  • ダイエットフードはおすすめできない
  • 迷ったらカナガンかK9ナチュラ

飼い主さんは、自分が賢くなって、ペットフードを選択しなくてはいけません。今食べているフードは、実は人口の味付けで食べているだけかもしれませんし、すでに毛並みが悪かったり栄養が偏っているかもしれません。今健康でも、病気のリスクを高めてしまっているかもしれません。本当に「家族」だと思っている方は、きちんと「食事」管理をしてあげましょう。また、安いエサしか買えないという方は、残念ながらペットを飼うにはいかがなものかと言えるかもしれません。

 

人間もそうですけど、健康の基本は「食事」ですよね。