動物看護士おもちせんせいの ペットと健康でハッピーなくらし

動物看護士おもちせんせいです。動物病院をはじめ、様々な動物業界で仕事をしていました。その経験を活かし、職場でのエピソードやペットや動物との正しい暮らし方を紹介していきます。

梅雨の時期!梅雨に気を付けたいポイントは?:わんにゃん

6月に入りました。6月と言えば、梅雨ですよね。北海道は梅雨がないと聞きました。すごくうらやましいです。このじめじめ、すごく苦手です。梅雨の時期、わんこ、にゃんこを始めとするペットに気を付けたいことはどんなことなのでしょうか。

フードや水の湿気対策

じめじめしているということは、ドライフードは非常に湿気に弱いので、湿気対策が必要です。フードの袋をそのまま置いておくと、しけてしまったりカビが生える原因になります。密閉容器に移す、袋ごとタッパーに入れるなどして湿気を防ぐことが大切です。

フードは1日の給餌量を2回、3回に分けて与え、食べ残しはすぐに処分します。唾液などがついたフードは雑菌が繁殖します。もう食べないと思ったら、すぐに処分しましょう。

飲み水もカビが繁殖しやすい季節です。朝晩の2回は新鮮なものに替えてください。自動給水機はぬめりがつきやすいため、こまめに掃除をします。舐めるタイプの給水ボトルはノズル部分などに雑菌が溜まりがちです。ハイターにつけるなどして、手の届かないところもしっかり除菌しましょう。

エアコンのドライを活用する

気温がさほど高くなくても、湿気があると熱中症にかかりがちです。人間もそうなのですが、気温だけで大丈夫だと思っていると危険です。温度計と湿度計をしっかり設置して、湿気が多いと思ったらドライを活用しましょう。50パーセントから60パーセントほどが快適な湿度とされています。

天気の良い日を有効活用!

たまの晴れ間は有効活用!!ペットベットや愛用のクッションなどは天日干しをして湿気を飛ばしましょう。また、ケージなども日光消毒をします。とにかくカビが繁殖しやすい時期なのですが、人間のものと違ってなかなか殺虫剤やアルコール除菌などができないのが難点です。ペットが使えるアロマ成分の虫よけを使用するのも良いでしょう。

アロマを使用する場合には、臭いが強すぎたり、精油以外のものが入っている、中毒性のある臭いは使用しないなど、注意点もあります。

 

6月は暑かったり寒かったりの日も多いですよね。温度管理にはそこまでシビアになる必要はありませんが、寒がっていたり暑がっている場合にはすぐに対策をしましょう。7月になると一気に暑くなりますので、しっかりと免疫力をつけてあげることも必要です。良質なフード、適度な運動、遊んでストレス発散、きちんとした睡眠、日光浴、適度な寒暖差など、6月は夏場に向けての準備も怠らないように飼育をしましょう。