動物看護士おもちせんせいの ペットと健康でハッピーなくらし

動物看護士おもちせんせいです。動物病院をはじめ、様々な動物業界で仕事をしていました。その経験を活かし、職場でのエピソードやペットや動物との正しい暮らし方を紹介していきます。

ペットにタバコはOK?orNG?

実はこの話題、非常に難しいんです。なぜかというと、タバコを吸う人は絶対にNGと言えないからです。これは、獣医さんにも言えることで、喫煙をする獣医が、タバコは良くないですね。とは言えないのが現状です。

ですので、私個人の意見でお話しさせていただきます。タバコがいい訳ありません!人間にも悪影響であるタバコが、人間より体の小さなペットに無害なわけがありません。大体喫煙者は、うちの子は大丈夫。といいますが、何を根拠に言っているのか・・・。とあきれてしまいます。

 

犬や猫は体の構造が私たち人間と似ています。そのため、医療も大分進んでいますね。人間と同じ疾患も多く存在します。ペット医療は、人間医療の延長上にあります。ですから、鳥などはまだまだ発展途上なのです。

私たちと同じように、肺呼吸をする動物はどうしてもたばこの煙を吸い込んでしまいます。そして、私たちと同じように「肺がん」という疾患も存在します。ですから、受動喫煙がペットに良くないことは明らかでしょう。

 

ペットの前でタバコをすぱすぱ吸っている方を見ると、この人は本当にその子を愛しているのだろうかと不安になります。

 

では、最近はやりの副流煙がでないタバコはどうなのでしょうか。副流煙は目に見えないので、実際に出ていないのかははっきりわかりませんよね。もし出ていないとしても、臭いはあります。吸っている人は気が付かないようなのですが、屋内であの手のタバコを吸われると、普通のタバコよりはましですが、十分臭いです。私たちより鼻の効くペットには、きつく感じるに違いありません。

タバコを吸われる方は、普通のタバコであっても電子たばこであっても、ベランダや外で吸っていただきたいものです。吸う方にとってはこのひと手間が非常におっくうらしいのですが、ペットを本当に大切に思うのであれば、その手間を惜しんではいけません。

 

呼吸器系の病気は本当に苦しいものです。息が吸えない、ということは本当に苦しいですよね。息を止めて長くいる事が苦痛なのは、お分かりいただけると思います。あれに似た苦しみを毎日続けなくてはいけない肺疾患。大切なペットに味あわせたくないのであれば、喫煙者は喫煙者なりのマナーを守ることが大切でしょう

また、タバコ以外にも臭いの強い香水などを使用する方は、ペットの前では極力控えるようにしましょう。受動喫煙のように毒性はありませんが、きつい臭いは嗅覚を狂わせたり、体調不良を引き起こす原因になることもあります。