動物看護士おもちせんせいの ペットと健康でハッピーなくらし

動物看護士おもちせんせいです。動物病院をはじめ、様々な動物業界で仕事をしていました。その経験を活かし、職場でのエピソードやペットや動物との正しい暮らし方を紹介していきます。

インコに唐辛子は大丈夫!?:あの辛い唐辛子を食べるって本当?!


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 生後4か月になった、コザクラインコの小春です。さて、なにを食べているのでしょう?小春が加えているものにご注目ください!!


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正解はこちら。「唐辛子(鷹の爪)」です!!そう、あの辛い唐辛子です。え、インコに唐辛子って大丈夫なの!?と思われる方もいるかと思います。私も半信半疑でした。で、ちゃんと事前に調査しました。

ます、インコには辛いという味覚がないようです。そして、唐辛子に含まれるカプサイシンをはじめとする栄養が、インコにとって免疫力アップになるそうなのです。

諸説ありますが、唐辛子は種を守るため辛くなっており、鳥に食べてもらうことで糞(ふん)と一緒に種を運んでもらうという仕組みになっているらしいのです。


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か、辛くないの??

全然辛くないよ、美味しいよ!!

というこの表情。辛かったら、まずこんなもしゃもしゃ食べませんよね。ちなみに黄色いのは唐辛子の種で、小春はこの種のほうが好きみたいです。しかし、見ているこっちが目を細めたくなる光景です。そして、辛い臭いがぷんぷんしてきて、小春からも唐辛子臭が・・・。


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なんだこれ、美味しすぎ!!

と羽をばたつかせながら食べています。よっぽどおいしいらしいです。本当に食べるんですね、唐辛子・・・。小春はシード、ペレット以外果物や野菜などをほとんど食べてくれません。唯一食べるのはゆでたトウモロコシ一粒くらいです。(トーストをかじられたことがありますが、食パンは砂糖などが添加されているため基本的にNGです)そんな食に興味のない小春が夢中になって食べるのだから、美味しいのでしょうね。


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ただ、やはりあくまで総合栄養食ではありませんので、与えすぎはいけません。一応これは唐辛子1本なのですが、放って置くといつまでも食べていそうだったので、種を5粒くらい食べたところで、おしまいにしました。一応、初めての唐辛子ということもありますし。本人はすごく不満そうでしたが、また、そのうちあげるからね。


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中にはエサの中に唐辛子が入っているものもあるそうです。インコって本当に不思議ですよね。本当に食べるのだろうか、食べさせて大丈夫だろうか、なんて思いながらたまたま家にあったので与えてみたのですが、こうも食べるとは驚きです。ひりひりしないんだろうか・・・。


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唐辛子は食べる子と食べない子がいるようです。ちなみに、セキセイ兄妹にもあげてみましたが、こちらはさすがにびびりさんなので、

「なんか変なものが入ってる!!」

と、エサ入れを警戒してケージにすら入らない始末でした。あくまでおやつのようなものですので、絶対に食べないといけないわけではないので、食べない子には無理して与える必要はありません。

 

セキセイ兄妹はわけありでシード食なのですが、基本的にはペレット食のほうが安心です。シード食だとビタミンAやミネラルを別に与えないといけませんが、与えすぎると良くないという難しいところなのです。

ペレットは、嗜好性は低い物の、簡単に言うとペレットと水さえ与えればOKですので、栄養バランスの面で便利です。発情もシードよりは抑えられますし、体重管理もしやすいです。また、シードのほうが好きな子がほとんどだと思いますので、おやつとしてシードを食べる楽しみができますね。

いつもシードだと食に満足過ぎて、マンネリしてしまいます。楽しみがないと、毛引きや自咬みにつながることもあるため、あえて主食は嗜好性の低いペレットで、おやつにシードというのがベストバランスなのではないでしょうか。あと、ペレットのほうが消化が良いみたいですので、病気の時にもよさそうです。

 

話は少しそれましたが、インコは唐辛子を食べるという驚き、そして免疫力アップ効果あるという嬉しい発見をしました!