動物看護士おもちせんせいの ペットと健康でハッピーなくらし

動物看護士おもちせんせいです。動物病院をはじめ、様々な動物業界で仕事をしていました。その経験を活かし、職場でのエピソードやペットや動物との正しい暮らし方を紹介していきます。

ペット医療もどんどん発展!:ペット医療にかかるお金は?保険は必要?

ガンと最後まで前向きに闘った女優さんが亡くなりました。本当に苦しかったと思いますが、私たちに発信する言葉は、いつも明るく前向きでした。本当に、強い方なのだなと、尊敬以外の何物でもありません。心よりご冥福申し上げます。

 

そして、私たちだけではなく、ペットも長生きする時代になりました。それは、ペット用品の充実かももちろんあるのですが、なんといっても動物医療の著しい発展に伴うものが大きいと言えるでしょう。

昔は、抗生剤などの薬を出すしかなかったのですが、今はエコーや細菌培養検査など、詳しく検査し、原因を突き止め、また小さい体にも対応できる麻酔やオペ技術なども充実しています。

そのため、多くの病気を発見し、治療することができるようになりました。特に、わんこ、にゃんこ部門で大きな発展を見せています。

動物病院にかかる料金

始めて動物病院を受診した方は、受診料の高さに驚いたことと思います。それもそのはず、私たちは社保や国保といった健康保険に加入しているため、大体が3割の負担で済むのですが、ペットは基本的にそのような保険はないので、全額負担しなくてはいけません。

そのため、触診のみでも1,000円くらいは軽くかかり、投薬や処置、検査などが櫃余であれば、10,000円などすぐにかかってしまいます。そのような金額なため、入院や手術となると、10万以上かかるケースも珍しくありません。

お金がないので治療できない。

という飼い主さんも、少なくはないのです。

ペット保険が増えている

今では、ペット保険と呼ばれるミニ保険が増えています

これは、私たちでいう任意保険のようなもので、飼い主さんが自分に合った保険会社を選び、任意で加入するものです。会社も、保険の料金、受けられるサービスも様々です。

どのようなものかというと、大まかには病気やケガの際、何回までの通院保証、月いくらまでの料金負担、というものが多いようです。どのくらい負担してくれるかは、支払うプランによって異なります。

また、避妊・去勢手術や混合ワクチンといった、病気やケガ以外の医療行為については保険適用外となっているものがほとんどです

ペット保険は入るべきか

私が犬や猫をお迎えした場合は、ペット保険に加入します

理由は、

  • 月々に支払う料金はさほど高くない
  • 病気やケガにかかる負担額は高額である(10割負担です)
  • 病気になってからでは入れない場合が多い

といった、人間の保険と同じような感じで、病気になってからでは遅いというのが現状です。また、先ほども述べたように、治療費が支払えないといった場合もあるからです。動物病院で勤務してきた際に、嫌というほど目にし現実です。

もし、私が治療費が支払えなくて治療を断念し、その結果治せるものを治せず亡くなってしまった場合、後悔しペットロスになりかねません。

ペットロスにならないためには、自分のできることはすべてやった!と思えることも必要な一つです。

しかし、高額な料金を借金してまで払うこともできません。そこで頼りたいのがペット保険です。

ペット保険に加入する前に確認しておきたいこと

かかりつけの動物病院すべてが、ペット保険に対応しているとは限りません。とくに、個人で営む小さな病院や、年配の獣医さん経営している病院では、扱っていない場合があります。また、保険を扱っている動物病院であっても、保険会社を指定している場合もあるため、事前に自分のかかっている動物病院の保険体制はどういったものかを確認しておくと良いでしょう。

 

ペット保険をうまく活用して、大切な家族の命を守り、飼い主の金銭的負担も減らすことも、これからのペット医療には必要なのかもしれません。