動物看護士おもちせんせいの ペットと健康でハッピーなくらし

動物看護士おもちせんせいです。動物病院をはじめ、様々な動物業界で仕事をしていました。その経験を活かし、職場でのエピソードやペットや動物との正しい暮らし方を紹介していきます。

夏休み!可愛い家族とたくさん遊ぼう!旅行前の準備!

世間では、夏休みに入りました。

この間、庭で愛犬と少年がぴょんぴょん楽しそうに遊んでいるのを目にして、「あー、こういうのがいいなぁ」とほっこりしました。

夏休みといえば、旅行に出かける機会が多いと思います。そこで、今回は旅行前に行っておきたいことを紹介します。

まずしておきたいのは、ケージトレーニングです。お留守番させるにしても、ホテルに預けるにしても、一緒に連れていくにしても、キャリーやケージを利用することは必須になります。

犬や猫は狭いところが苦にならないため、ケージを自分の居場所だとしっかり認識させておけば、苦になりません。

しかし、だからと言って、いつも家の中を自由に行き来させている子を、いきなり長時間ケージやキャリーに入れておくのは危険です。

ケージやキャリーの中は狭く、いつも自由な子にとっては「閉じ込められ」と感じ、強いストレスを感じてしまいます。

ストレスは犬や猫にとっては非常に天敵です。私たち人間が感じるストレスよりもはるかに強いもので、体調を壊しやすく注意が必要です。

インコの例ですが、いつもケージのドアを開け、自由に放鳥させていたのですが、突然仕事をしなくてはならなくなり、長時間ケージの生活を強いられました。その結果、インコは強いストレスに耐えられず、亡くなってしまったそうです。

このような例もありますから、ケージトレーニングはとても大切なのです。病院への移動や、突然入院が必要になった際にも、ケージに慣れておくことは必要です。

ケージトレーニング

まずは、広めのケージを用意します。そして、ドアはあけておきます。食器やトイレ、お気に入りのクッションやおもちゃを入れておきます。

その子がケージに入ったからと言って、すぐにドアを閉めてはいけません。ケージに入ったら、すぐにほめてあげます。

ケージに入るといいことがある!と学習させましょう。

ケージに十分慣れたところで、ドアを閉め、すぐにほめてドアを開けます。この行為を繰り返しながら、徐々にドアを閉めておく時間を長くします。

そして、ケージに入れて飼い主さんは隣の部屋に移動して、一人になる時間を作ります。この際も、様子を見ながら短時間から行い、褒めることです。

 

実は、犬の車酔いも同じ原理です。犬は揺れに酔うというよりは、車に不安があることで、気分を悪くしてしまいがちです。

同じように少しずつ車に乗せて慣れさせることで、車は楽しい!と学習させることができます。

うちの愛犬も、このような行動を行った結果、車のドアが開いていると、進んで飛び乗るようになりました。しかし、車内でケージに入れると、ため息をつきながら気分を悪くしてしまいました。

後部座席に乗せると、リラックスしながら乗っています。このように、ペットの性格を観察しながら工夫を加えていくことも大切です。

 

夏休み、この機会に、是非行ってみてください。