動物看護士おもちせんせいの ペットと健康でハッピーなくらし

動物看護士おもちせんせいです。動物病院をはじめ、様々な動物業界で仕事をしていました。その経験を活かし、職場でのエピソードやペットや動物との正しい暮らし方を紹介していきます。

そのお水、大丈夫?:水の食中毒に注意!

毎日暑い日が続きます。

みなさんのペットちゃんの飲み水は、どうしていますか?

 

飲み水と言っても、色々な形がありますよね。

お皿タイプ、流水タイプ、ボトルタイプ・・・。

ミネラルウォーターが良くないというお話は知っているかと思いますが、水道水なら安心!というわけでもありません。

もちろん、水道水を与えることは、必須ですよ!!問題は、与え方です。

 

特にぺロペロ舐めるタイプのボトル式。

中の水を毎日替えない方が多いようです。なくなったらたすといった感じです。ボトルタイプは、主に小型犬に使用する方が多いと思います。小型犬は飲水量も少ないため、確かになくなりにくいですよね。

 

しかし、なくならいからといって、取り換えないのは要注意です!!

水でも、食中毒は発生します。

水道水を、30度の中に6時間ほど放置しておくと、雑菌はかなり繁殖し、食中毒のリスクが高まります。水だから安心だと思いがちですが、それはあくまで密閉された状態でのことです。

 

ボトルタイプの給水器は、洗うのが難しいですよね。なので、中で雑菌が余計に繁殖しやすいのです。そこに、1日以上放置した水、これはかなり危険です。

夏場はボトルタイプはあまりおすすめできません。毎日取り換えることを必須としても、中が洗いにくく、除菌がしにくいからです。ボトル内や口を付ける部分をハイター除菌することが望ましいのですが、毎日これをするのは手間がかかります。

 

水は、毎日できれば朝、夕の2回は変えてあげてください。ペットの唾液が付着することで、雑菌の増殖を更に促してしまうので、頻繁に変えることが良いでしょう。また、特に猫は古い水を嫌う子が多く、飲水量が不足しがちです。

新鮮な水を、あちこちに置いておくことが良いでしょう。また、留守にしがちな方は、流水式の給水器を使用することで、雑菌の繁殖を抑えることができます。しかし、こちらも洗うのが大変で、洗わずに使用を続けると中で雑菌が繁殖してしまいがちです。

普段使いには、洗うのが簡単な陶器製のお皿を推薦します。取り換える際には、しっかりとぬめりを洗い流し、新鮮な水を用意しましょう。

 

ハムスターなど、どうしてもボトル式の給水器を使用する場合には、毎日ボトル内や、部品もしっかり洗浄しましょう。飲水量の少ない子こそ、見落としやすい水の交換。

うっかりしていると、食中毒で重篤な症状になりかねません。

どうなる前に、しっかりと毎日新鮮な水に交換しましょう。冬場でも毎日の水の交換は必須です。お水交換はフードタイムと一緒に交換する習慣をつけると良いでしょう。