動物看護士おもちせんせいの ペットと健康でハッピーなくらし

動物看護士おもちせんせいです。動物病院をはじめ、様々な動物業界で仕事をしていました。その経験を活かし、職場でのエピソードやペットや動物との正しい暮らし方を紹介していきます。

以外と知らない!?:ミルワームの育て方!

ミルワームをご存知でしょうか。

わんこやにゃんこを飼育している方は、知らない方も多いでしょう。

ミルワームとは、ワームです。そう、ミミズのような生き物です。ミルワームは、ハムスターや一部の鳥類、ハリネズミなどの、大切なタンパク源でもあります。

パウダー状になっているものや、乾燥しているものなど、幅広く販売されていますが、私はやはり生きたままのものがおすすめです。

 

ミルワームはすぐに与えない

あまりミルワームをのりのりで飼う方も少ないとは思うのですが、購入してすぐに与えるのは禁物です!

だいたいが木くずと一緒に販売されています。これでは、ミルワーム自体の栄養が悪く、与えると逆に貧血になってしまう可能性があります。

そこで、購入したミルワームに、まずはしっかりと栄養を蓄えさせる必要があります。

おすすめなのは、人間用の粉ミルクです。人間用の粉ミルクには、カルシウムや鉄分を始め、様々な栄養素が含まれています。

人間用の粉ミルクは、ドラックストアなどで販売されています。

 

購入したミルワームは、ざるなどに開けてふるい、余分な木くずを落とします。そして、粉ミルクの中に入れます。

これだけです。ミルワームは粉ミルクを食べて、どんどん成長していきます。本当に、びっくりするくらいまるまる太って大きくなりますよ!

やはり、ワームなので、逃げ出さないよう、しっかり蓋は閉めましょう。涼しく直射日光が当たらない場所で飼育してください。

キャベツなども大好物ですが、粉ミルクと一緒に与えると、粉ミルクが水分で溶け、傷んでしまう可能性があるので、与える際は気を付けてください。

 

夏場は冷蔵庫で飼育がおすすめ!!

ミルワームは主食として生活する生き物以外は、毎日与えるものではありません。そして、食べる量もハムスターなどは1匹から2匹程度です。

夏場はミルワームの成長が早く、どんどん成虫になってしまいます。

ミルワームはさなぎ状態になり、黒い昆虫になります。この、さなぎや成虫を与えても問題はありませんが、虫状態になってしまうと少々厄介です。

そこで、冷蔵庫が活躍します。

冷蔵庫に入れることで、ミルワームの活動を鈍くして、成虫になるのを遅らせる効果がります。

しかし、冷蔵庫は人間用の食材を入れる場所ですから、ほかに家族がいる方は、ミルワームの容器を入れる際には、きちんと了解を得るようにしましょう。

 

私は、ハムスターを飼育していた際、やはりミルワームも一緒に飼育していました。大体は、さなぎになったものを与えていました。ハムスターは賢く、ミルワームなど保存の効かないエサは、ほっぺに入れずその場で食します。

私たちからするとちょっと気が引けますが、とてもおいしそうに、目を輝かせて食べていました。

そんな大好物だと、毎日のミルワームの成長状態のチェックも、なんだか少し楽しみになります。

 

ミルワームの購入を迷っている方、ミルワームを与えている方、是非、この機会に栄養満点なミルワームを育ててみませんか?