危険外来種ヒアリ到来!!:わんこの散歩は大丈夫!?
ここのところ問題となっているのが、外来種であるヒアリです。
ヒアリは普通のアリと区別がつきにくいため、発見も一苦労とされています。私たちが刺されても非常に深刻ですが、わんこの散歩時も心配です。
わんこは体高が低いほか、四つ足歩行ですから、刺される危険性が私たちよりも高くなります。
そんな脅威である、ヒアリについて今回は見ていきましょう。
ヒアリの生態
ヒアリは、南米に生息する体調6ミリほどのアリです。近年ではアメリカや香港、マレーシア、フィリピンなど、多くの国に広がりを見せています。
ヒアリの恐ろしさは、アルカロイド系の毒を持っていることです。
ヒアリに刺されると、
- 火傷をしたような激しい痛み
- かゆみ
- 膿
- 動悸
- めまい
などの症状が現れ、ひどい場合には死の危険性もあるとのことです。(人間)
犬がヒアリにさされたらどんな症状がでる?!
犬がヒアリに刺された場合でも症状は人間と似ており、
- 焼けるような激しい痛み
- かゆみ
などがあり、転げまわったり、幹部を執拗に舐めるような行動が見られます。
幹部は赤く腫れ、膿が見られる場合もあります。
症状が軽いようであれば、様子を見ても構いませんが、腫れが引かなかったり、症状が重いようであればすぐに動物病院を受診してください。
まだまだ未解明なヒアリ
ヒアリが日本で確認されたのはまだほんの最近です。
そのため、まだまだデータが少ないことも特徴です。ヒアリは集団で行動し、時に哺乳類を襲うこともあります。そのため、別名「殺人アリ」とも呼ばれているそうです。
愛犬が気づかずに踏んでしまったり、興味本位でヒアリを刺激してしまうと、彼らは毒針で刺してきます。
できるだけ、ヒアリが報告されている場所には近づかないように、あらかじめ予防することが大切です。
そして、万が一を予測しておき、刺されたときの症状や、かかりつけの動物病院、環境省に知らせるなど、的確な判断と行動をとれるようにしておくことが、飼い主の務めでもあります。
現在は確認されたヒアリはその場で駆除しているとのことですので、そこまで神経質になる必要はありません。しかし、いつどこで広がるか分からない小さな殺人鬼ですので、情報と知識は常に携帯しておきましょう。
今回は、このようなコンテナ経由の発見でしたが、めずらしい生き物をペットにしたがる方が増えています。悪いことではありませんが、生態に関するデータが少ない中、ものめずらしさだけで購入すると、飼いきれなくなってしまうケースがあります。
特に、毒を持っていたり、噛みつくなどの習性がある生き物に関しては、購入前に、成長した大きさ、飼い方、寿命、病気、人やペットへの影響など、しっかりとした知識を身に着けておくことが必要です。