動物看護士おもちせんせいの ペットと健康でハッピーなくらし

動物看護士おもちせんせいです。動物病院をはじめ、様々な動物業界で仕事をしていました。その経験を活かし、職場でのエピソードやペットや動物との正しい暮らし方を紹介していきます。

ペットにも心があり、あなたを思い行動している

厳しい暑さが続いていますね。

今回お話ししたいのは、当たり前かもしれませんがペットにも心があり、何かを考えて行動している、ということです。

以前に、ペットと会話ができない。というお話をさせていただいたのですが、ペットと人間語で会話をすることはできません。

インコやオウムなどは、人間語をまねする子もいますが、たいていは声をまねているだけです。

しかし、会話ができなくても、何かを考えて常に行動しています。

行動をするのには、必ずなにか意味があります。

 

ペットの行動を初心に戻って、考え直してみると、新たな発見が見つかることもあります。

ペットがいることが当たり前になると、このような基本的なことを忘れてしまいがちです。

 

ケージの中でボーっとしている時、夢中で遊んでいる時、鳴いている時、噛みついてくるとき、何を考えているのでしょう。

良く観察すると、その答えは必ず見えてきます。

例えば、噛みついてくる。これは望ましくない行動ですよね。

でも、噛むのには意味があります。たいていは、構ってほしいという意思表示です。噛みつくと、「痛い!」と反応しますよね。

反応してくれるから、噛みついてくるのです。

パソコンを操作している時、キーボードやマウスの上に来て邪魔をしてくる、スマホをいじっていると画面をいじって邪魔してくる、新聞を読んでいると、わざわざ新聞の上に来る・・・このような経験はありませんか?

このような場合も、たいてい構ってほしいという彼らなりの意思表示です。

小さい頭なりに、必死になにかを考えて行動しているのです。

 

このようなペットの「気持ち」を考え直すきっかけにもなる、1冊の本を紹介します。

それは、「インコの手紙」という本です。 児童書で、とても読みやすい本です。

内容はインコのものですが、愛犬家や愛猫家でも思うことは一緒ですので、心の中で自分のペットに置き換えて読んでみるとおすすめです。

私もこの本を購入しましたが、何度読んでも涙が出ます。そして、彼らにも気持ちがあり、「楽しい」「退屈」「怒り」「悲しみ」といった、様々な感情を持って生活していることを、思い出させてくれる一冊です。

様々な専門書を読んできましたが、このような児童書は、本当に率直に心に語り掛けてきます。

ペットのいる生活が当たり前、まんねりしているという方は、是非読んでみてはいかがでしょうか?考えさせられることが多い一冊に間違いないと思います。

そして、読む際には、ハンカチをお忘れなく!!

インコの手紙 完全版

インコの手紙 完全版