動物看護士おもちせんせいの ペットと健康でハッピーなくらし

動物看護士おもちせんせいです。動物病院をはじめ、様々な動物業界で仕事をしていました。その経験を活かし、職場でのエピソードやペットや動物との正しい暮らし方を紹介していきます。

今年の夏はちょっとおかしい?体調管理は大丈夫?

8月!夏ですね!!と言いたいのですが、なんだか暑いもあれば肌寒い日もあります。やっと東北地方は梅雨明けしましたね。もう8月・・・一体今年はどうなっているのでしょうか。

みなさんは、体調管理は十分にできているでしょうか。当の私は絶賛体調不良で、1日寝込んでいる日が多く、困っています。

こはるともあまり遊んであげられず・・・。こはるも先日くしゃみをして、その際に鼻水を飛ばしていたため、風邪かなと心配したのですが、どうやら治ったようでほっとしています。

私の住んでいる県内には、鳥を専門的にみられる病院がないので、とても心配です。真夏の8月でも、今年はヒーターを外すことができません。サーモスタットを使用して、寒い日は温度が下がりすぎないようにしています。

 

心配なのは、わんこやにゃんこも同じですよね。もふもふのちょうもうわんこは、夏を苦手とします。うちで飼っていたゴールデンレトリバーも、夏場はとても厳しそうで、エアコンを入れても暑そうでした。

ゴー君は氷水を飲んだり、氷をがじがじかじるのが大好きでした。あまり冷たいものは良くないのでしょうけど、あんな毛皮のコートを着ていると、さすがに可哀想です。

だからといって、サマーカットも問題なんですよね。

サマーカットは人間でいう丸刈りに近いほど、被毛をカットしてしまうことを言うのですが、被毛にも役割があり、オーバーコート(外の毛)には強い日差しや外傷から身を守る働き、アンダーコート(中のふわふわした毛(トイプードルなどにはありません)には体温調節の役割があります。

この被毛を思い切りカットしてしまうと、寒い日の体温調整ができないことや、日光に直に皮膚をさらすことで熱中症や火傷のリスクを高めてしまいます。

犬や猫は、自然に換毛期と呼ばれ、主にアンダーコートの量を調整して夏場や冬場に備えているため、そこまでする必要はないと思われます。

また、今はエアコンという素晴らし空調システムが存在しますので、エアコンをうまく利用することで、この寒暖差の激しい時期も乗り切ることができます。

とはいえ、やはり体調には答えます。幼い子や、高齢、体の弱い子は、特に体調を崩しがちです。

おやつではなく、しっかり栄養バランスの良いフードを与えることや、日頃から暑い、寒いといった寒暖差に体を慣れさせておくことが必要です。

くれぐれも、夏場の散歩はお昼に行うのではなく、涼しい朝、夕方に行いましょう。

また、時折車内でお留守番をしている子を見かけますが、窓を多少あけておいても、車内はめちゃくちゃ暑いです。熱中症になる確率はかなり高いので、絶対にやめてください。

このような暑い日は、車内でお留守番をしなくてはいけない環境であれば、エアコンの効いたおうちでお留守番をさせましょう。どうしても車内に置く必要があれば、短時間であれば日陰で、エアコンを付けっぱなしにできる環境で留守番させてください。