悲しい事件から:ゴールデンレトリバーって危険なの?
この写真は、うちで飼っていたゴールデンレトリバーのゴー君です。もう天国へ旅立ちましたが、父親がご主人様なため、一生懸命ご機嫌をとっていました。大きな体に反し、ハートは小さくにわとりのコッコとヘビと雷が大の苦手でした。コッコはゴー君が大好きだったのですが・・・。なにかあると、すぐに飼い主の後ろに隠れてしまう・・・。体格的にまったく隠れていませんが。
ゴー君は、家族と一緒に行くキャンプが大好きなわんこでした。この時ばかりは飼い主に甘えて甘えてすごい勢いでした。会う方々に「大きい!」「ゴールデンだ!」「可愛い!」と声をかけられる人気者でした。ゴー君は13歳で天国に旅立ちました。その話はまた後日・・・。
悲しい事件
先日、ゴールデンレトリバーが小さな子供をかみ殺してしまうという悲しい事故がありました。この事故で、ゴールデンレトリバーへの見方が変わった方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。ゴールデンレトリバーは大型犬、確かに力が強く本気を出せば人を殺せる力があります。そんなゴールデンはどんな犬なのでしょうか。
ゴールデンレトリバーのお仕事
ゴールデンは関節狩猟犬で、水に落ち獲物を拾ってくる仕事をしていた犬です。風船も割ることなく運べる優しい顎を持っています。自ら狩りをする犬種ではないため、どうもうではなく、「やさしさ」が特徴の大型犬です。
説1:驚いた
一説として慣れない生き物をみて驚いて攻撃したとあります。四つん這いの赤ちゃんを見慣れていなかったため、驚いて噛みついてしまったと。これに関しては私は「うーん」という感じです。四つん這いでも、人間だという認識は出来ると思うんですよね。だから、また、見慣れないものをみると驚くというのはあると思うのですが、その場合後ずさりながら吠えるのが普通かなと。
説2:嫉妬
飼い主の愛情を一心に注いでもらっていた犬が、赤ちゃんに嫉妬して攻撃したのではという考えもあります。これは一理ありますが、実際私も赤ちゃんと犬を2度ほど見ました。一度はうちのゴールデン、2回目はトイプードルです。大型犬と小型犬という個体差はあるものの、どちらも小さな子供です。初対面でしたが2匹のとった行動は一緒だったんです。伏せて状態を低くし、なにをされても優しいまなざしで耐えていました。
2匹とも、赤ちゃんや小さな子供に会うのは初めてだったんですよ。なのに、この優しい態度。小さな子供は容赦なく毛を引っ張ったりしっぽをつかんだりするのですが、嫌そうな顔は多少するものの、我慢していました。これはなぜかというと、飼い主が大切にしているものは、自分にとっても大切であるという犬の社会性にあります。だから、嫉妬というのも考えにくいのかなと。
私の見解
私はこう思うんです。リーダーが犬だったのではないかと。縦社会の犬はしつけをして飼い主をリーダー、犬を一番下にするということが必要です。犬は全ての家族に守られながら過ごすのです。
しかし、しつけがきちんとできていなく、自分がリーダーだと犬が認識すると家族全員を守らなければいけないという責任感に追われます。そうなれば、見慣れないものがいた場合は家族を守らなければと思ったのかもしれません。また、赤ちゃんは警戒心がないので、犬が威嚇をしてもお構いなしによって来たのではないかと。その結果、家族を守る為に敵だとみなし、本気の行動にでたのではないかと。
ゴールデンは良い犬です
どうか誤解しないでほしいのは、ゴールデンは決して凶暴な犬ではありません。こうなってしまったのは、全て飼い主の責任です。犬はなにも悪くありません。また、ゴールデンだからというわけでもなく、たまたまゴールデンだったというべきでしょう。愛犬家は、飼い方を間違えないようしっかりしつけをしなくてはいけません。それによって罪に問われるのは人かもしれませんが、その愛犬は命を落とすしかなくなるのですから。